敷地を有効に使用するには
敷地の使い方で家のコンセプトは決まるといってものよいでしょう。上手な敷地の使い方とは、周辺環境や街の特徴をよくつかんでイメージし、周囲の道路、上下水道や電気・ガスの配管位置を確認することによって、効率的にレイアウトされているということです。
建物の配置を考えるうえで重要な要素となるのは、敷地に接する道路との関係です。
①北側道路
北側からアプローチする最も計画しやすい敷地です。北側に玄関をとり、南側を居室にできるので有利です。
②南側道路
日当たりのよい南側に玄関をとられるのが不利になりますが、庭と一体化したアプローチの工夫などで特長が出せます。
③東側・西側道路
南側に庭を配置した場合、玄関までのアプローチを比較的自由に設計できます。
④路地奥敷地
直接道路に面していないため、静かな環境がつくれます。また専用敷地内ならアプローチを工夫することができます。
⑤道路の角地
法的にもまた日照面においても最も条件のよい敷地です。2方向にあるどちらの道路を正面にするかは生活や安全性、町並みの特徴などから選択できます。
敷地の形状は変形であったり、道路や隣地との高低差があったりする場合もあります。例えば斜めの線が出てくるような多角形の敷地では、建物を雁行させたり、敷地に合わせて外壁を斜めにとって、専用庭のスペースを確保する方法があります。
敷地が道路より高い場合、地下に駐車場を設けるケースが一般的です。また逆に道路より低い場合は、2階にアプローチを設けるのもよいでしょう。
また敷地内に段差があり、道路斜線制限の高さが不利になる場合には、地下または半地下を上手に活用するのもひとつの方法です。